つながる 少し・・・

つくラッセルの改装用に、あさひDIYセンターでの商品として、旭のおとなりの小原の山から木材を搬出した。

なぜ小原なのか。

「ちょっと相談があるのですが。」新聞配達スタッフから声がかかる。

平成27年5月から高齢で後継ぎがいない旭の新聞店を引き受けて、あわせて店主不在となり2年あまりが経過した隣の小原もいっしょにと、「小渡小原販売店戸田新聞店」がスタートした。

「団地の周辺の山の木が大きくなりすぎて、家が影になり困っている。地主さんも切ってもいいというが、自分たちでは手に余る。業者さんに見積もりをとってもらったらとてもじゃないけどお願いできる金額ではない。なんとかならないだろうか。」

小原でもなにか貢献できることがあればと想っていたので、旭木の駅プロジェクトの関係もあって、小原で活動している森林ボランティアグループを紹介して、いっしょに山をみにいった。地域の皆さんもできる限り参加しておこなうということで、地主さん、近隣のみなさんの承認もとってくれてスタートした。伐採したあとは、地域の人たちの憩いの場になる予定だ。

搬出の手間や、市場への運賃を考慮すると、なかなか木材の単価があわない。これが木材の搬出がすすまない、伐採のコストが高くなって切ることができない原因である。

でも、せっかくここまで育った木、切り置けば、足もとが悪く山へ入りずらくなるし、なにより先人のみなさんがせっかく植えて、ここまで育った木。なんとか活用できないかということで、森林ボランティアグループのみなさんもこれから搬出するし、その一部を使わせていただくことになった。

地域ではたらくこと、暮らすこと、人と人とのかかわりあいは、いろいろなところで網の目のようにつながってくる。

少し広めに心をひらいて、少し多めに手足をだして、少し大きく目耳をあけて、少しやさしく心を寄せて、今日もひとつ種をまきたいですね。

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