旭にきて一番の驚きは、70,80,90歳のじいちゃんたちなんでもできて、たくましすぎること(笑)それこそ、「なんでも、つくらっせる(方言:つくるの尊敬表現)」
自治区の役員で、お祭り会場の図面をつくったり、工程表をつくったりしたこともあったけれども、その資料がどうのというより、もう当日集まったら、ちょいちょいっと、役割分担して、道具と材料をもってきて、どんどんつくり、あっという間に仕事が終わる。
ずっと昔からいっしょなので気心も知れているってのも大きいと思う。
今のスーパーおじいちゃんたちは、地域の人口のなかで一定の数をしめている。でも、永遠に続けられるわけでもない。
今年は近くのスーパーおじいちゃんたちが何人か体調を崩されたりしている、永眠されたりしている。
1人で何人分もの仕事をこなすスーパーおじいちゃん。地域の担い手を考えると、人口が減っていく中で、スーパーおじいちゃん1人分をまかなうために、新たなスーパーおじいちゃんでカバーしていくことは難しいと思う。
ここから10年くらいは団塊の世代というボリュームがある世代がスーパーおじいちゃんたちをなんとかカバーしていってくれるのではないかと思う。でも、そのあと若い移住家族が増え続けるだけでは、スーパーおじいちゃんたちが担っていた役割を果たしていくことはできないと思う。
さて、どうするか。
ひとつは、50代後半から60代前半の中堅どころの移住者、ひとつは、地域の仕事や役割そのものの見直しや統廃合、ひとつは、地域外からの関わりをもってくれる担い手、ひとつは、小さな機械化やICTやAIなどの導入、、、全部ですかね。
日本全体の人口が減っていく、価値観がかわっていく、定年がのびる、ICTやAIなど最新技術がすすんでくるなど、社会の状況もかわっていく。
俯瞰的にかんがえるともうどうすればいいかわからないことも、手をうごかして、人とかかわって、頭をうごかしていけば、ひとつひとつ乗り越えていけるはず。
スーパーおじいちゃんたちがつくってきた地域をまた次の世代へわたしていきたいです。
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